数値で示す安心の品質

見えない「隙間」を数値化する「気密測定」

 

気密測定とは、専門の測定器を使用して、建物にどれくらいの「隙間」があるかを科学的に計測し、数値化する作業です。
家全体の床面積に対して、すべての隙間を合計した面積がどのくらいあるかを示す「C値(隙間相当面積)」という数値で表されます。
このC値は、値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。
せっかく高性能な断熱材を使用しても、建物に隙間があっては、その性能を最大限に活かすことができません。
まるで、穴の開いた魔法瓶のようなものです。 一般的に、昔の家には大きな隙間があり、C値が10や20を超えることも珍しくありませんでした。
しかし、現在の高気密住宅では、C値1.0以下、あるいはそれよりもはるかに小さい数値を目標としています。

 

気密測定結果【実例】

すきま面積

気密測定結果 C=0.18

すきま面積は、専門用語でC値といいます。
数値が小さければ小さいほど気密が高い値となります。
ソーラーサーキットのこの家は0.18という測定結果が出ました。(一般的な高気密住宅のC値は1.0以下とされています。)
よって、0.18は驚異的数値となります。
建物全体のすきまは、約32㎠(約5㎝×6㎝)となっています。

当社の気密測定への取り組み

「全棟で実施」が当たり前です。

モデルハウスだけ、一部の家だけ、ではありません。埴科建設が建てるすべての新築住宅で、一棟一棟、プロによる厳格な気密測定を実施しています。これは、お引き渡しする全ての家に、設計通り、約束通りの性能が宿っていることを、数値データとして証明するためです。

業界最高水準、目標C値は0.3以下!

国の基準を大きく上回る、【目標C値 例: 0.3】以下を社内目標としています。この高い目標をクリアするために、熟練の職人が気密テープの施工や断熱材の隙間処理など、目に見えない細部まで一切の妥協なく、ミリ単位の精度で丁寧に施工しています。

測定後の「確認と改善」を徹底します。

測定はゴールではありません。万が一、目標C値に届かなかった場合は、原因を徹底的に追究し、再測定を行うまで、改善・補修の施工を行います。数値に納得がいくまで、品質を高める努力を惜しみません。このプロセスを通じて、はじめて胸を張ってお客様にお引き渡しできると考えています。

測定結果をお客様へご報告

測定で得られたC値は、数値データとして、必ずお客様へご報告し、ご確認いただいています。「どんな性能の家に住むのか」を、曖昧な感覚ではなく、確かな数値で把握していただける安心感をお届けします。

私たちが気密測定を全棟で行うのは、単なる形式的な作業ではありません。
それは、お客様が建ててから「やっぱりこの家でよかった」と心から満足し、何十年経っても「快適だな、暖かいな(涼しいな)」と実感していただける未来への約束だと考えているからです。

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